授業アンケートへの解答 データ解析 2020

Table of Contents

1.  [関連ページ](#org9ac9038)
  1. 授業アンケートについて
    1. 授業アンケートへの対応 (教務委員会への対応)
    2. 自由記載欄 (原文のまま)
    3. 自由記載欄への回答
      1. 授業での説明について
      2. 板書について
      3. レポートの評価について
      4. 授業の改善について
      5. 演習について
      6. ノートの持ち込み

関連ページ

授業アンケートについて

2020年度のデータ解析の授業アンケート結果に対する反応です。

授業アンケートへの対応 (教務委員会への対応)

科目名:データ解析学 担当教員:鈴木正幸 受講学生へのコメント:   データ解析学に関するアンケート結果を受け取りました。 説明のがわかりやすさ,総合評価の評価が低かったので 改善点としたいと思います。

自由記載欄での意見や要望に関しては検討し, 講義のブログで個々の事項に対し, 検討結果を示したいと思います。

自由記載欄 (原文のまま)

生徒の意見を取り入れながらの授業スタイルがとてもありがたかったです。

教師が教えていることをわかっていないような時があった

全体的に説明が分かりにくかった。x000D_ 板書において、rvやpdfなどの略 語を使用しているのが板書をさらに分かりにくくして混乱を招いている要因だ と思った。x000D_ 教科書に書かれている説明を所々端折った説明をしている ため、教科書に書かれていることと若干ニュアンスが異なり、理解に苦しむ機 会もあった。x000D_ 板書の間違いが多いように感じた。x000D_

純粋に説明がわかりづらく、授業内容について教員が理解していない部分もあ り、結局は自習せざるを得なかった。非常に残念である。

特になし

教員の説明に指示語が多く非常に分かりにくい。また、レポートの評価に不備 がありすぎると感じます。x000D_ 友人とレポートの評価を確認したところ、 説明に変わりがないのにも関わらず、文章の構成が違うという点だけで評価に SとBの差があり、先生の感性に合うもので評価がされていると感じ取れ、満足 のいかない評価だと個人的に感じています。x000D_ 確率統計学のときにも似 たようなことを書いたのですが、改善が見られなかったこともモチベーション 低下の一端となりました。

 演習をもう少しやりたかった。

演習問題を講義中に取り入れてほしい。

特に授業内の演習が理解の手助けになりました

先生はよく自分でしっかりノートをとってと仰っていたので、それならテスト も教科書だけでなくノートも持ち込み可にして欲しいと思いました。

板書をしている時の話で板書の読み上げ以外にも、もっと補足をして欲しかっ たと思います。

特になし。

演習をしないスタイルは、よくわからなかったです。生徒に伝えたいことに対 しての自分なりのアプローチなのだと思いますが、方法を変えた方がいいと思 いました。

なし

ないです。

自由記載欄への回答

皆さんの意見や要望について,考えてみました。このような文章だけでは, 皆さんの思いも,僕の思いも伝わりづらいと感じていますが,取り敢えず。 もっと議論等が必要であれば,学修支援の方で面談できればと思います。

授業での説明について

  • 全体的に説明が分かりにくかった。

    • s 講義中にいってくれると対応できたかもしれません。

    • s 内容が難しいのではなく,説明が悪いと感じるのですね。

      説明は,集合,組合せ数学,微分積分線形代数の言葉や概念を理解し たものとして,それらの数学用語を使って話をしています。

      「わりにくい」を分類すると下記の二通りが考えられます:

      • 確率統計学が基礎とするそれらの数学の理解度が足りない (言葉がわか らないので,補足説明が欲しい)

      • 基礎となる数学ではなく,確率統計学の方法や話の流れが分りにくい。 (論理や方法や計算)

      僕は,前者の説明には重きを置いておらず,後者に力を入れてきました。 講義のみ請け負う非常勤講師の立場では,そうすべきだと考えてきました。

      意見をいただければと思いますし,来年度は学生さんの意見を聞いてみよ うと思います。

  • 教員の説明に指示語が多く非常に分かりにくい。

    • s 前期のオンライン授業の時に指摘され,それは皆さんが見えていない, 画面上を指していることが多かったためかと思っていました。が,対面講 義でも同じことを言われて,自分でまったく気づいておらず,今回検討し てみました。

      • 指示語が黒板上の語句や図や説明を指す場合は,むしろ,指をさし指示 語で言うほうが良いと思います。黒板が見えていなかったり,何処を指 しているのか見えないことがなければですが。

      • 指示語が,話しただけで黒板に書いていない説明を指す場合は,これは わかりにくいですね。自分でそうしているかの認識はありません。気付 きにくいです。その場で指摘されれば気付きやすいのですが。難しいで すが,次の講義で意識したいと思います。

      • 指示語が図を指しているが,図中には情報が一杯あり,どの情報なのか がわからない場合。これは,その中にある繋がりなどを含めた図全体が 理解になると考えます。その図を適切な名前で呼べればいいのですが, 説明を急ぐ僕は,指示語で言いがちですね。気を付けます。

      ほかの場面もあると思いますが,来年度,気にしようと思います。

  • 教科書に書かれている説明を所々端折った説明をしているため、教科書に書 かれていることと若干ニュアンスが異なり、理解に苦しむ機会もあった。

    • s 端折る箇所が悪いという指摘ですね。論理的な話の流れが変らないよ う気をつけます。自分の頭の中の流れを書いているんです。
  • 教師が教えていることをわかっていないような時があった

    • s 教科書に書いてあること全てを,自分が納得して,理解できているわ けではありません。理解が浅かったり,他のことと整合しておらず,整合 性のある解釈ができていなかったりします。忘れることもあります。

      そのため講義中,自分の頭の中に流れが作れないことがあります。自分で 納得のいく説明ができないことがあります。そんな時,普通は,ノートや 教科書を見直せば自分で納得のいく説明ができるのですが,たまに上っ面 の説明をするときがあります。そんな時,自分の説明に自身がないので, 「わからない」「理解していない」と言いつつ説明しています。

      その時は,ここは間違っているかもしれないので,注意して,自分で納得 するようにしてほしいと思っています。

  • 純粋に説明がわかりづらく、授業内容について教員が理解していない部分も あり、 結局は自習せざるを得なかった。非常に残念である。

    • s わかりづらさや教員の理解度については,今迄の説明でいいしょうか? 自習し自分の理解を作ることは,非常に良いことです。

板書について

  • 板書の間違いが多いように感じた。

    • s 自分でもそう思います。すみません。

      講義ノートを写すのではなく,その場で考えながら書いているのが,大 きな原因だと思っています。ミスは多くなるかもしれませんが,考えな がら納得して板書する方が,自分の思考過程を見せる意味で大切だと考 えています。

  • 板書をしている時の話で板書の読み上げ以外にも、もっと補足をして欲しかっ たといます。

    • s はい,これからは気をつけて,そうします。
  • 板書において、rvやpdfなどの略語を使用しているのが板書をさらに分かり にくくして 混乱を招いている要因だと思った。

    • s 暗黙に,板書がわかりにくい,ということがあるのですね。自分では, 板書を写真にとり,見直していますが,わかりにくいとは思いません。そ れは自分の理解の過程を書いているので当然ですよね。皆さんのノートに, 皆さんの理解を書き込めれば改善されるのかもしれません。来年度は,そ のことを意識して,板書の上にコメントを書きこんだり,皆さんがノート にコメントを書き込む時間を取ろうかなと考えています。

    • s 略語を使うのは, 時間を節約し簡潔な表現をするためですし,重要な 概念であることもあ表しています。慣れてほしいなあと思います。

レポートの評価について

  • また、レポートの評価に不備がありすぎると感じます。 友人とレポートの 評価を確認したところ、説明に変わりがないのにも関わらず、文章の構成が 違うという点だけで評価にSとBの差があり、先生の感性に合うもので評価 がされていると感じ取れ、満足のいかない評価だと個人的に感じています。
    • s まず,文章や数式による説明問題の評価についてだと解釈します。説 明問題の場合,評価に多少のブレがあるのはしょうがないと思っています。 評価に不満があれば,申告して欲しいです。再評価します。

      評価のブレが生じないような明確な論理構成と表現をして欲しいです。

      感性で評価していうのではなくて,理解を構成する部品の組合せ方ですね。 文章の構成こそが,理解を示していると考えています。それは感性ではあ りません。

授業の改善について

  • 確率統計学のときにも似たようなことを書いたのですが、改善が見られなかっ たこと もモチベーション低下の一端となりました。
    • s 改善マインドを持って後期の授業にのぞみましたが,結果として,そう感 じてもらえなかったことは残念です。

    • s 皆さんの意見について時間をかけて検討し,自分なりの対処方法を考 えて,次の講義へ反映させようとはしています。検討結果,対処しない場 合もありえますが。

演習について

  • 演習をもう少しやりたかった。
  • 演習問題を講義中に取り入れてほしい。
  • 演習をしないスタイルは、よくわからなかったです。生徒に伝えたいことに 対しての 自分なりのアプローチなのだと思いますが、方法を変えた方がい いと思いました。
  • 特に授業内の演習が理解の手助けになりました
    • s 皆さんから演習への要望が多いことは前期から理解していました。

上記の意見に対して僕の意見を書いてみます:

  • s 演習をするというのが問題を解くという意味なら,後期のデータ解析は, レポート出題も含め,十分に問題を解いたと思っています。

    演習の目的は次のようなことでしょうか?:

    • 学生さんが自分で考えて自分で問題を解くのが目的ならレポート形式が,

    • 具体例で理論を確かめるのが目的なら講義中の例やレポートが,

    • 知識の定着ための反復練習が目的なら,不必要だと考えます。 計算方法を暗記する必要はないと考えます。

      知識の定着には,長い時間そのことについて考え続けること,が必要な のだと,僕は,考えています。

ノートの持ち込み

  • 先生はよく自分でしっかりノートをとってと仰っていたので、それならテス トも教科書 だけでなくノートも持ち込み可にして欲しいと思いました。
    • s 出題をレポート問題に限ったので,ノートに解答をすべて書いて持 ち込みは避けたかったです。出題を限らなければノート持ち込み可にし ていたと思います。

    • s 教科書の白紙ページに解答を書き込んでいた人は想定外でした。